癒しとジャズとバーボンと……

アクセスカウンタ

zoom RSS やっぱりフグが好き(1・5)

<<   作成日時 : 2007/02/10 00:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

 ジャズ→フグ。横道にそれて突き進んでおりますが、本日はさらに…。日本の調査捕鯨船の母船「日新丸」が自然保護団体の「襲撃」を受けた、というニュースが流れました。フグの本場・下関には、かつてマルハ(大洋漁業)の本社がありました。まさに鯨の街でもあったのです。フグ→鯨へと、さらに「寄り道」します。ブログはジャズとバーボンです、あくまで…。

 鯨はいうまでもなく、魚ではありません。人間と同じ哺乳類。その中でも最大といわれるシロナガスクジラは、哺乳類の中でも世界最大の生物です。
 ちなみにイルカとクジラは生物学上は区別がありません。体長が4メートルよりおおきければクジラ、小さければイルカ。それだけの分類です。

 私個人の鯨の思い出は、小学校の給食に出てきた「竜田揚げ」です。給食を残すことは決してしなかったのですが、正直なところ、この鯨だけは苦手でした。

 商業捕鯨が禁止され、鯨が日本人の口に入ることはめっきり減りました。今、調査捕鯨で捕っているのは小型のミンククジラ。建前上は、調査で捕獲した鯨資源を無駄にしてはいけない、との理由で、市場に流通させています。かつては牛肉、豚肉が手に入らず、代用品として鯨肉をカレーライスに入れていた時代もあったほどですが、今や希少価値。
 食べ慣れた世代の方にはファンも多く、鯨肉の値段は牛肉をはるかに上回っています。もっとも安かったはずの鯨ベーコンですら、100グラム1000円以上するでしょうか。

 日本は商業捕鯨の再開を求めています。では、仮に再開された場合に鯨は売れるのでしょうか。ある世代を境に、クセのある鯨肉をわざわざ食べようという人が急増するとは考えにくい。現在、調査主体の日本鯨類研究所が調査を委託している共同船舶は、かつての捕鯨会社(大洋、日水、極洋)が出資してつくった会社ですが、母船の日新丸のほかにキャッチャーボートは、わずかに11隻。

 個人的な見解は、国際捕鯨委員会(IWC)で、日本の商業捕鯨再開が認められたとしても、すぐに商業ベースにのせることは、相当に難しいと思います。
 しかも、鯨類は大きくなればなるほど味も良いといわれています。シロナガス、それよりやや小さいナガスクジラあたりになると、美味なのかもしれません。それらを食べていた当時は、ミンクなど相手にもされないクジラだったのです。

 鯨肉専門店や鯨料理店は、最高級の部位として「尾の身」を挙げます。マグロでいえばトロの部分。しかし、小型のミンクには、ナガスなどと同様な「尾の身」はない、とまで言い切る人もいます。

 日本が主張しているのは、ミンククジラの資源量は確実に増えている。しかし、シロナガスやナガスクジラの危機的状況は十分にわかっているので、それらを捕獲の対象にできるはずはありません。

 捕鯨は、とてもデリケートで難しい国際問題になってしまいましたが。いくつか言えることを挙げると、
 @ペリーが日本に開港を求めてきたのは、捕鯨船団の給油基地が必要だったためです。つまり、かつてはアメリカもクジラを捕りまくっていた時代があったということです。しかも、欧米が必要としたのは、鯨から採れる油でした。
 Aその点、日本は、鯨をくまなく使いきります。肉は食べ、ヒゲは江戸時代のからくり人形のぜんまいに使われています。歯はマージャン牌に……。
 B一方で、性能の高い捕鯨船が開発され、日本が鯨を乱獲したことも事実です。そのために、欧米が油を採るために減らした大型種の資源を、さらに激変させたことも。

 私は機会あって反捕鯨を訴える自然保護団体「グリーンピース」の勉強会なるものに、行ったことがあります。彼らは彼らでとても真面目に考えている。
 一方で、かつてIWC総会に日本の代表として出席した水産庁の幹部と話す機会もありました。その幹部の言葉が強く心に残っています。
 「最終的に言えることは、よその国の食文化について、ほかの国がとやかく言うことが許されるのかってことなんだよ」
 ちょっと「べらんめんちょう」な口調で語った本音に、「意気」すら感じました。

 文化は受け入れるものではあっても、押し付けるものではないのかもしれません。
 もともと4本足の動物は食べなかった日本人が、それを食べたのは自ら受け入れたからではないでしょうか。

 で、超、超、超〜強引に持ってきますよ。
 ジャズという音楽も、日本人が受け入れたからこそ広まり、愛されるようになったと思います。

 フグの話がふっとんだので、(1・5)としました。

 リー・モーガンの「ザ・ランプローラー」を聴き、「やっぱり『月の砂漠』は名曲なのかなあ」などと、思いながら、この文章を書きました。(無理矢理ジャズブログに改称が必要でしょうか。本道も行きます。必ず)
 
 ザ・ランプローラー
ザ・ランプローラー

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
あはははは〜。しゅうさんは博学でいらっしゃいますね。
横道に反れている様で本筋を外していないところが憎いですねえ。
国連の世界保健機関WHOに「健康の定義」があります。その中に「well-being」が出てきます。日本語訳として「安寧」と訳されていますが、言い換えれば「平和」だとボクちゃんは考えています。
戦争は遠くで起こっているのではない。日々目の前で繰り広げられている。そんな風に感じています。言葉を変えれば「いじめ」「虐待」「差別」「嫉妬」などなど数え上げたらきりがないくらいあります。
しゅうさんが「文化は受け入れるものではあっても、押し付けるものではないのかもしれません」と言われているように、相手の納得を得られる努力をしていきたいとボクちゃんは思っています。それがある意味で「究極の癒し」に繋がるのではないでしょうかね。如何でしょうか。しゅうさん。

2007/02/10 01:22
こんばんは〜
今日は、四国の徳島に居て、奇しくも 。。フグと日本のジャズです。
http://gifty.jugem.jp/
mit-s
2007/02/11 01:17
翔さん、こんばんは。
「健康の定義」の解釈をはじめ、私の「勝手流ブログ」に対して、とても前向きなコメントをいただき、ありがとうございます。
「食べ物の恨みは…」と言いますが、生活の根幹の部分で、知らないうちにさまざまな対立が生まれているのは、とても気になります。
日本人は、世界の魚を食べまくっちゃってますしね。
「いじめ」「虐待」などは、日々のニュースを見れば、まさに目の前で起きていることなので、素通りはしたくないと思います。
「究極の癒し」って何なのでしょうか。自分の身に付いた埃を払うだけでも精いっぱいになっているよなあ、と振り返るとき、「癒されたい」とつくづく思いますし、正直なところ、私にもまだ解答が見えません。
今後も、示唆、アドバイスをお願いします。
ジャズとバーボンに「戻して」、楽しいブログになるよう努めます。
しゅう
2007/02/11 02:48
mit-sさん、こんばんは。
阿波の国で、フグとジャズですかあ。良いですねえ。
「ヒレ酒」とジャズも結構いけると、私は思うのですが、どうでしょうか。酒飲みの論理ですかね(笑)
しゅう
2007/02/11 02:55

コメントする help

ニックネーム
本 文
やっぱりフグが好き(1・5) 癒しとジャズとバーボンと……/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる