癒しとジャズとバーボンと……

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zoom RSS 「ブランク」

<<   作成日時 : 2007/10/12 23:59   >>

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 4カ月以上、更新ができませんでした。ドクターに言わせると、引越しによって精神的に不安定になることもある、とのことでしたが、自分では「そうかなあ」と感じています。メタボのため、バーボンは控え気味ですが、ジャズは聴き続けています。今日、大西順子さんのソロライブに行ってきました。

 しばらくの間、表舞台に姿を見せていなかった大西さんが、本格的に活動を始めました。はじめに断っておきますが、自分が更新を「怠った」ことを大西さんと結びつけて書こうなどとは、まったく思っておりません。次元の違う話です。

 言い古された表現ですが、まさに「流星のごとく」ジャズ界にあらわれ、キラキラしながら活躍をされていた大西さんのピアノは、多くのファンをひきつけ、私もその一人でした。日本人プレーヤーの新たな可能性を感じさせた、といっても過言ではないように思います。

 その活動は、どんどんと幅を広げ、トリオから日本人プレーヤーによる新たなグループ演奏へと発展していきました。

 その大西さんが一線から退いた理由。情報通の方にとっては、知っていて当たり前なのかもしれませんが、私はよく知りません。また、別に知る必要もない、と思っています。「人間だからいろいろあるさ」。それでいいでしょう。ただ、あのプレイがCDでしか聴けないことは、とても残念に感じていました。

 何年過ぎたのでしょうか。このあいだに、山中千尋、上原ひろみ…ら若い世代が、新たな「流星」として出現してきました。

 東京のライブハウスで大西さんがピアノを弾き始めたことを知ったのは、かなり前です。常にリーダーとしてアルバムをつくってきた彼女が、サイドの立場でどんな演奏をしているのか、聴きに行きたいと思いつつ、なんとなく躊躇していました。

 いよいよ「大西順子」の看板で活動を始めたことを知り、腰が浮いた状態が続いていました。トリオでブルーノートに出演。「それっ、行こう」という気持ちを抑えたのは、10月12日にソロライブがあることがわかったからです。「復活」大西順子を、まずソロで聴いてみたい。すぐにチケットをとりました。

 某JL誌によると、ブルーノートでの公演は素晴らしかったようです。新生ブルーノートには、初めてジャズを聴くお客さんもたくさん入ったことでしょう。期待はますます高まりました。

 ソロの会場は、鎌倉芸術館。寅さんをはじめ数多くの名作を世に送り出した松竹の大船撮影所跡地です。

 会場で驚いたのは、当日券を販売していたことでした。チケットを切り、中に入ると、コンサートホールでは「お決まり」のCD販売のテーブルの上に、当然のことですが新譜はありません。

 さらにがく然としました。開演直前だというのに、会場の小ホールがガラガラなのです。「あの大西順子が……」。2週間前に隣の大ホールを客が埋め尽くしたパット・メセニーとブラッド・メルドーのワールドツアー最終公演は、スタンディングオベーションで華やかに幕を閉じました。

 ステージに置かれたスタンウェイのグランドピアノ。後ろを振り向くと空席ばかり。客席を見た彼女はどう感じるのだろう?そればかりが気になりました。

 開演。黒と白の衣装で登場した彼女は、すっとピアノの前に座り、静かに演奏を始めました。
「ソロ」を強く意識したことがよくわかる曲の構成。目の前に、大西順子が帰ってきたのです。

 MCはなく、途中15分の休憩をはさんで約2時間。新星だった彼女がクラシカルに感じる演奏ぶりでしたが、指使いの早さ、テンション、流れ…。やはり彼女は長い空白の間もジャズを続けていたことが、よくわかりました。

 アンコールの際、客が差し出した花束さえ目に入らずピアノに向かって進み、やっと気づいて、初めて観客に手をあげ、笑顔を見せてくれました。

 複雑でありながらも、うれしい、そんな一夜でした。

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