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zoom RSS 乾電池直列200本の「こだわり」

<<   作成日時 : 2007/01/06 04:42   >>

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音楽を聴くうえで、欠かせないのが音響機器。
この「音響」の世界、洞窟をさまようように果てしない奥深さがあります。

 私はジャズが好きですが、前にも書いた通り、LPを集めることは最初からあきらめ、
レコードを聴きたくなったらジャズ喫茶かジャズライブの店へ、と決め込んでいます。
 そのためにCDが部屋を埋め尽くすほどになってしまったことも書きました。

 では、音響機器は?
と、いうと、それほどのこだわりはありません。
 興味がないわけではないのですが、「足を踏み入れないようにしている」というのが、
本当のところです。

 大きなスピーカーにもあこがれますが、これもお店に行けばよい。
転勤族とういこともあって、ジャズファンにとって「最低限ここまでは」といえる程度の、
コンパクトなセットで、楽しんでいます。

 コンパクトとはいえ、最近の機材は音が良いです。CD自体の音質もアップ(LPの味わいはないですが…)しているので、まあ満足かな、と。

 満足しているもうひとつの理由は、本気で「踏み込んでしまった」人を知っているからです。

 ジャズの雑誌を読んでいれば、「もれなくついてくる」音響機器情報。
私は、読み飛ばします。

 先日は、ジャズ好きが高じてジャズ喫茶ならぬジャズレストランを開かれた方の店の前を偶然通りかかり、引き込まれるように店内に入りました。
 食事をしながらマスターと話をしたのですが、具体的な数字は語らぬものの、おそらく音響機器だけで1000万円はかけている様子。
 
 専門誌にも何度か登場したらしく、真空管の手作りアンプセットまで売っていました。レストランで。はい。
 もちろん、マスターの徹底指導付きだそうです。
 ちょっとひかれるものはあったのですが、やはりやめておきました。

 「音響の世界の人」の多くは、スピーカーやアンプ、プレーヤーはもちろんですが、それらをつなぐケーブル。さらには、電流にこだわります。電流です。

 普通の家庭であれば、コンセントから取り込む電流は当然、交流です。関東なら50ヘルツ、関西なら60ヘルツというのも、まあ常識の範囲ですよね。

 ところが、この交流が、いけないらしいのです。マニアには。
「交わっている=汚れている、乱れている」。簡単に言うと、そういう図式です。

 音響機器の店に行けば、当たり前のように電流をきれいにする整流器なるものが売られています。
 ちなみに、ケーブルの値段もピンからキリまで。通常1メートル単位で販売されていますが、1メートルで数万円というのも、決して珍しくはありません。整流器も、かなりのお値段。

 そういうことを知った時点で、もうついてはいけない領域なのですが、身近にいたんです。さらなる、つわものが。

 なんと私の先輩。たまたま一緒にコーヒーをすすっている時でした。
音響マニアであることがわかったのです。興味本位でいろいろと尋ねたところ、レコードプレーヤーを自分で選んだ材料で手作りした、とのこと。

 うーむ。と、それだけでも驚いたのですが、もっと驚いた言葉が「交流は使わない」。ダメ出しです。

 「え、それじゃあ整流器を?」「家の電流は汚れてるんだよ」
 「では、どうやって?」と続けたところ、出てきた答えが、
 「単一の乾電池を200本、直列につなぐとね、音がいいんだよ…」
 「はっ?」
 「音楽は直流で聴かないと」
 「はっ?」

 LPに続き、音響の世界もあきらめました。

 一度、その電池直列200本の音を聴かせてもらいたかったのですが、その前にまた転勤となり、実現はしませんでした。

 深いです。音響。

 つい長文になり、すみません。
 仮に200本電池でジャズを聴くとしたら、どのアルバムを選ぶだろうか。
 オイゲン・キケロトリオの「ジャズ バッハ」。
 音が良いからクラシックアレンジという発想は、安易すぎます。

 では……、マイルス・デイビスの「カインド オブ ブルー」。
 まったくの思いつきです。ただ、誰もが認めるこの名盤がどう聴こえるのか。
 1曲目の「SO WHAT」。聴いてみたいですね。

 473枚のマイルスコンプリートのレビューを書いた中山康樹さんが、「無人島に1枚持っていくなら…」と書いたほどの作品ですから(賛否は分かれると思いますが)、やっぱりこれかなあ。

 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
しゅうさん、こんにちは。

実は私、オーディオマニアが大の苦手であります。
たいていの場合オーディオマニアは装置にはお金を惜しまないが部屋には無頓着なことが多いようです。本当は部屋の環境が一番重要なんですけどね。
オーディオマニアでありかつ音楽好きだという方にはそうそうめったにお目にかかりません。逆に数百万円のオーディオセットにもかかわらず持っているアルバムは100枚足らずという方は山ほどいらっしゃいます。
オーディオマニアのお宅へもたくさん伺いましたが、音楽が生き生きと鳴っていることはほとんどありません。
音楽好きなお宅へ伺うと10万ばかりのコンポでもちゃんとそれなりの音が鳴っている事が多いです。
ジャズ喫茶でも同じでオーディオマニアのマスターがやっているお店の音はなんだか不自然なことが多いと思います。
ほんとはオーディオと音楽の趣味が両立していることが一番なのですがなかなか難しいようです。
多分、しゅうさんのお部屋ではいい音で音楽がなっていると思います。
ちょいとばかり的外れなコメントで失礼しました。
sonny
2007/01/07 04:04
sonnyさんへ

まったく的外れではありません。まさに核心をついていらっしゃるように思います。
本文でも書いたように、私もオーディオマニアにはなれません。
と、いうよりも、なりたくはありません。
機器に莫大なお金をかけるのであれば、CDショップに行って、良さそうなアルバムを買い集める方を選びます。
我が部屋の音が良いかどうかは、自信ありませんが、満足はしています。
部屋にあった大きさの、コンポがあれば十分だと思っています。
sonnyさんから貴重なご意見をいただけて、とても嬉しいです。
コメント、ありがとうございました。
しゅう
2007/01/07 04:52

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