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zoom RSS ロリンズとコルトレーン(3)

<<   作成日時 : 2006/11/26 08:22   >>

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 このテーマは、書き始めたらきりがないので、今回は(3)で一区切り。両「ジャズジャイアンツ」は、今後も頻繁に登場することになると思います。
 
 そもそも二人を比べることは、とても難しいこと。それほどタイプが異なり、それぞれに魅力があるからです。
 私は当初、気づかなかったロリンズの「歌心」と、奔放さの中に抱えたデリケートな感情の移入に、やられてしまいました。奔放さの象徴的な演奏は、ニューヨーク近代美術館ホールでのソロライブ。
 普通、サックスのソロライブは、めったに聴くことがありません。それをやってしまったのです、ロリンズは。しかも56分間にわたって。

 彼のアドリブの中には、よく「草競馬」のフレーズが登場します。ひとつのクセなのでしょうね。

 一方のコルトレーンは、表も裏もストイック。表も裏もと書いたのは、ロリンズもストイックさを抱えもっているからです。

 マイルス門下で吹き始めたころのコルトレーンは、決して上手なサックス奏者ではありませんでした。
 努力の一端は、100を超えるとも言われるマウスピースの収集に現れていますが、その結果、生み出された演奏は、「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれ、織り糸を重ねるように、隙間なくメロディーが放出されていく、独自の境地を築きあげました。

 しかし、そこにすらとどまることができなかったコルトレーンは、さらなる境地へと向かっていきます。
 聴くたびに思わず涙ぐんでしまうほど、感動してしまう「至上の愛」は、スタートにすぎず、インド哲学をはじめ、精神世界への強い関心から、やがては、本人が意識したのかどうかはわかりませんが、分類すれば、いわゆる「フリージャズ」の領域へと踏み込んでいってしまいました。

 前にも書いたように、転勤族の私は、ある街でライブを終えた日本を代表するテナーサックス奏者、峰厚介さんとアフターステージの店で、酒を飲みながら話す機会を得ました。

 今でも、とても恥ずかしい気持ちになるのですが、その時、私は尋ねてしまったのです。
「ロリンズとコルトレーンのどちらが好きですか?」

 当然、困ったような表情を見せた峰さんでしたが、とても紳士的に「コルトレーンですね」と答えてくださいました。

 頂点に立つ峰さんに対して、この二者択一をつきつけるのは、あまりにも素人でした。
反省しています。

至上の愛
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