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zoom RSS ロリンズとコルトレーン(2)

<<   作成日時 : 2006/11/19 22:20   >>

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 ジョン・コルトレーン。素晴らしいアーティストです。
私は最初、テナーならばコルトレーンと思っていました。ロリンズは、母親の血筋とも言われていますが、カリプソの陽気な音調が特色で、それになじめない部分があったからです。

 この2人。同じマイルス門下ではありますが、また、同様に「巨人」と呼ばれるにふさわしい存在ですが、タイプはかなり異なります。

 「シーツ・オブ・サウンド」。コルトレーンはまさにシーツを編みこむように、隙間なく音を連ねて独自の境地をあみ出しました。そのために、彼は、例えばマウスピースひとつにしても、100を越えるものを揃え、黙々と音楽に直面したのです。
 
 その結果が、当初のバラードなどを代表とした演奏から、やがてインド哲学に傾倒するような音楽づくりへと変化をとげ、まさに個の世界を築きあげていったのです。
 彼の代表的なアルバム「至上の愛」は、率直に言って、素晴らしい内容の作品です。
しかし、ジャズ初心者に勧められるものか、といえば、答えは「ノー」でしょう。
 
 ジャズを聴きこみ、彼の変遷を知ってこそ、「至上の愛」の凄みがわかってくるのです。

 一方、カリプソの陽気な音楽を奏でるロリンズは、当初、とてもとっつきにくいものでした。
バーボンを飲みながら、聴くには、どうなんだろう。
 そんな気持ちがあったことも事実です。

 ところが、聴き込むにつれて、ロリンズの「歌心」に魅かれるようになりました。
そう、彼には歌心があるのです。
 メロディーは極めて単純であっても、そのブロウには有無をいわせない迫力さえ感じさせるものがあります。

 そのロリンズにも、大きな心のハードルはあったのです。
それは、また次回に。

 今回は、ロリンズの歌心を代表する作品と、私が勝手ながら思っている「テネシー・ワルツ」を挙げます。ご存知の通り、米国・テネシー州の州歌であり、日本では、江里チエミさんの歌でメジャーになった曲です。

Falling in Love with Jazz
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
リンクありがとうございます。私の方が先に断りもなく勝手にリンクしてしまってすみません。しゅうさんの過去の記事も興味深く拝見しております。
Falling in Love with Jazzは70年代以降のロリンズのアルバムで初めて聴き、気に入ったアルバムです。「テネシー・ワルツ」って、選曲としてはとてもベタだと思いますが(笑)、私も大好きな演奏です。
ロリンズとコルトレーンの対比は非常に面白いですね。時折考えるのですが、マイルスのバンドにコルトレーンではなくロリンズが常駐していたら、ロリンズもコルトレーンもここまで偉大になっていなかったろうと思うのです。運命のいたずらといったらいいのか、マイルスの慧眼といったらいいのか。既に完成されていたロリンズをあきらめて未完成のコルトレーンを選んだマイルスも偉いと思いました。長々と失礼しました。
rollins1581
2007/01/08 02:10
rollins1581さん
こちらこそ、ありがとうございます。
テネシー・ワルツ、確かにベタですね。しかし、ロリンズ吹くと、スケールが大きく感じられるから不思議です。
コルトレーンとの対比は、これもまた、ジャズ初心者の発想だなあ、と自分自身で思いながらも、同じテナーという楽器でありながら、なぜロリンズが好きなのか、考え直す意味でも書いてみました。(まだまだ不十分ですが…)
書かれている通り、マイルスの「将」としての眼力は、すごいですね。
ヘナヘナだったコルトレーンが、ジャイアンツに成長したのですから。
コメント、ありがとうございます。
しゅう
2007/01/08 07:26

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